お腹が満たされるとどうしても眠くなってしまいます。
学生や社会人の方でもお昼ごはんを食べた後ってどうしても眠くなってしまいますよね。
まだ学校も仕事も残っているので眠気とはどうしても戦わなければいけませんし、かといってカフェインを多量摂取しても身体にはよくありません。
ではなぜ食後は眠くなってしまうのでしょうか?
お昼ごはん後に眠くならないようにする為にはどうすれば良いのでしょうか?
食事後に眠くなる理由
食事後に眠くなってしまう理由として主に以下の理由があります。
- 血糖値の急降下
- 体温の上昇
血糖値の急降下とは、お米やパンを食べた時や他炭水化物(糖質)を食べたときに食道・胃を通って最終的には小腸に到達します。
小腸に到達したらそこでブドウ糖に分解され吸収をし、血液中に取り込まれます。
小腸から体中の血液に循環するので前にも話したこのような事が起こります。
そうしてブドウ糖が血液に取り込まれると血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上がります。
この血糖値の急上昇は食後に多くみられ、普段はこの変動は穏やかになっています。
食後に関しては血糖値の変動が大幅に変化する、これを血糖値スパイクといいます。
これはグラフを見たときに急激に変化することによりトゲのような動きをしているからです。
血糖値スパイクが起き、血糖値が上昇するとそれを下げる為にインスリンが過剰に分泌されます。
そうすると今度は脳に供給されるブドウ糖が不足してしまい眠気を引き起こすのです。
体温が上がると何故眠くなるのか?
こちらではお風呂上がりの体温の変動で眠気を誘導する方法を書きました。
食事をすると消化にもエネルギーを使うので体温が上昇します。
そうして上がった体温を手足を使って体の熱を放出するのです。
実は手足は人間の身体を冷ます為にも使われているので、靴下を履いて寝るなどは辞めた方がいいんです。
逆に冷え性の方は体温の放出が上手くできていなくて寝付きにくいという傾向があります。
そうして体温が下がってくると体は休息状態になり、眠気がくるのです。
食後に眠くならない方法
仕事も学校もあるので食後に眠くならないようにしたいですよね。
なのでそんな方は対策をしておくと良いでしょう。
対策方法としては以下の通り
- よく噛んでゆっくり食べる
- 野菜から食べる
- 炭水化物と炭水化物を同時に食べない
- 食後にしっかりと動く
- 運動や筋トレをする
体温はどうしてもエネルギーを使うので上昇してしまいます。
ですが、血糖値を急激に上げにくくする方法としては以上の物となります。
食後は1時間くらい時間を置いてくださいね。
基本的に普段は運動を心掛けるようにすると良いですし、仕事中や学校内でしたら野菜から取るようにしたり、よく噛んでゆっくり食べる事を意識すると良いです。
休憩時間がなくてどうしても早食いになってしまう方は特に気を付けたいですね。
眠くなりたくないからと欠食するのは良くないのでちゃんと食べてくださいね。