よく冷凍食品を温めたり、冷えたごはんを温める時に誰もが必ず経験する中まで温まらない問題。
冷凍食品なんかは絶対に余分に温めますよね。
約とは書かれていますが10秒追加した所でしっかり温まらない・・・
どうしたらちゃんと中まで熱が通るのか。
そんな問題を解決したいと思います。
適したワット数がない場合はこちらの記事にあるウェブサイトを使ってください。
指定時間で完全に温める事はできない
早いとこ結論を言ってしまいましたが絶対に中まで熱を通すことは所定の時間ではできません。
しかし、これは回転しない物に限定されます。
ターンテーブルの物だと99%中まで火を通すことが可能です。
通常真ん中に置くと思いますがこれはNGなんです。
中央から離した場所に置いて回すことで均等に熱が通ります。
端っこに置けなくても中央から離せばいいのです。
ターンテーブルのない物は絶対に熱は通りませんので途中でかき混ぜるか、裏表を逆にする等の方法しかありません。
冷凍の食品でひっくり返すことができないパスタ等の商品は追加で2分加熱しましょう。
熱が通らない原因
電子レンジは水分をマイクロウェーブで振動させその摩擦熱で温めています。
マイクロウェーブは表面から徐々に振動させて熱に変えていますのでどうしても中央は最後になってしまいます。
性質上中央はどうしても最後に温まってしまいます。
なのでこれは仕様なのです。
また、金属製の物はマイクロウェーブを反射させてしまう性質の為温める事ができない事に加え、大量にマイクロウェーブを反射させてしまう事で放電を起こし火花を発生させます。
絶対に金属製品で温めないでください。
電子レンジで温まらない原因としては先ほどの置き場所が主にあります。
回転式ではないものは諦めてください。
また本体の不具合が原因の可能性があります。
一度コンセントを抜いて再起動することで解消することもあります。
電子レンジの寿命は約10年です。
もし超えているようならば買い替えです。
頻繁に電子レンジを使うという方は電子レンジの寿命とは別にマグネトロンというマイクロウェーブを発生させている部品の不具合が考えられます。
色々試してみてもダメな場合はマグネトロンが不具合の可能性があります。
自分では直すことはできないので、メーカーに問い合わせましょう。
温めやすいお皿とそうでないお皿
皆さんはどんなお皿に乗せて加熱していますか?
実は温めやすいお皿とそうでないお皿があります。
先ほどのマイクロウェーブなんですが角に集まりやすいという性質があります。
だからといって四角のお皿が良い訳ではなく、四角のお皿だと角にマイクロウェーブが集まってしまうので温まり方にムラが出てしまいますので丸く、平らなお皿を使うようにしましょう。
何にでもラップをすればいい訳ではない
確かにラップをすることで熱効率は上がります。
水分が逃げる事を防ぐことができるのでしっとりと仕上がりますよね。
なのでしっかり温めたい時はラップをするのがベターですが、揚げ物等べちゃべちゃにしたくない物はラップをせずに温めましょう。
仮に温めてしまった場合はトースターで水分を飛ばしましょう。
アース線の役割
余談ですが皆さんはアース線をしっかり接続していますでしょうか?
普通に使う分には実は刺さなくても大丈夫です。
冷蔵庫や電子レンジのアース線の必要性は実はちゃんとあります。
本来電気が通る道を外れて電気が漏れてしまう漏電という現象があります。
この漏電の状態だと電子レンジや冷蔵庫に触るだけで感電してしまいます。
最悪の場合感電死もあり得ます。
アース線は漏電が起こった際に電流を大地に逃がしてくれる役割があるのでアース線はしっかり刺しておくことをお勧めします。
また、落雷時には強い電気の流れで故障する原因から守ってくれる役割もあります。
100%温める事はできませんが対処はできるのでしっかり覚えておきましょう。