【ミネラルウォーターを料理に使う意味は?】ミネラルは調理法によって増減する?

豊富なミネラルを含んでいるミネラルウォーター。

ミネラルは我々人間に非常に大事なもので夏場なんかは熱中症予防にもなります。

そんなミネラルウォーターなのですが、料理に使う事に意味はあるのでしょうか?

加熱するとミネラルが消える?料理に使ってもミネラルの組織が崩れない?

料理に使っても問題はないのでしょうか?

 

 

 

料理に使うとミネラルは消える?

ご飯を炊くのに、鍋や水の代わりとしてミネラルウォーターを使うことでミネラルが無くなってしまう?

実はミネラルは加熱することで崩れる事はなく、きちんと残ってくれます。

温めても冷やしても崩れる事がないので料理に使っても問題はありません。

が、ミネラルは加熱すると結晶化することがあります。

ミネラルが崩れる訳ではないのですが、結晶化することにより目的の摂取ができない場合があります。

例えばお米を炊く際にはよくかき混ぜたりしなければ結晶化したミネラルが偏ります。

しかもこの結晶化したミネラルは再度水に溶けにくい性質なので不向きと言えば不向きでもあります。

もともとミネラルは水溶性で水に溶けやすいのですが、結晶の場合は溶けにくいので注意が必要です。

しかし、いくらしっかり混ぜようとも結晶化してしまうわけですのでどうしても熱を加えない状態と違い100%平等に接種できるわけではありません。

沸騰させるくらいの温度になると結晶化するので、料理においては扱いが難しい所です。

ただ鍋料理の場合はスープも全て飲んだりするので一番適しているかと思われます。

 

 

食材に含まれるミネラルも調理法に注意

ミネラルウォーターだけでなく、野菜などにもミネラルは含まれています。

しかし、これは調理法によってミネラルの残存率が大幅に変化します。

文部科学省にある日本食事標準成分表2020年版を見てみると

このように水分を使う茹でや水煮の場合、残存率が炒めや焼きと違い残存率が低下する傾向があります。

※ミネラルはカルシウムやマグネシウムなどの書かれている物の総称です。

こう見ると水溶性の為にゆでや水煮で料理をすると残存率が低下するという事が分かりますね。

なので、もしもミネラルを気にしている場合には溶けださないように茹でたりするという事は推奨できませんので焼きや炒めで調理するようにしましょう。

ちなみにミネラルが入っているからと料理に使っても水道水よりも美味しいという事はありません。

よっぽど錆びついたような水道水や臭い水でなければ差はありませんが、住んでいる地域によって水道水の味が違うので一概に差はないとは言い切れないです。

紅茶やお茶などの飲み物には使った方がいいです。