私たちが使う日本語にはひらがなとカタカナがあります。
英語だったり和製英語だったり様々な言葉をカタカナで表記しています。
そんなカタカナですが表記についてルールのような物があるのはご存じでしたか?
特に普段使っている外来語のカタカナ表記にはガイドラインも存在するのはご存じでしたでしょうか?
我々日本人は言葉をカタカナ変換するという行為を特に気にせず当たり前のように使えていますが、どういったルールがあるのかを見てみましょう。
カタカナはどういった時に使うのか?
まずカタカナはどういった時に使うのかを確認してみましょう。
通常カタカナを使う際には英語だったり擬音・呼びかけの際に使用します。
擬音であれば叩くような音を表現する際にはドン!と表記します。
どん!とは表記しませんよね。
呼びかけの際にも使用する事があり、「おい」と呼びかける言葉を「オイ」とカタカナで表記する事もあります。
このようにカタカナで表記する事をどこで習ったかも分からないのに自然とカタカナにしていますよね。
他にも植物にも使用されておりヒマワリ・タンポポ・バラの様に使用しています。
これがカタカナの使用の基本です。
外来語のカタカナ表記についてのルール
外来語の表記について文化庁からガイドラインが定められています。
- 長音を使う場合
ゲーム・エネルギー・コンピューターなどの「ー」を使う外来語のガイドラインで、これらに共通するのは長音という母音を長く伸ばす音が使われている事。
「ー」を使わない場合のカタカナ表記の場合だとゲェム・エネルギィ・コンピュゥタァと表記されます。
これは全て長音なのでゲーム・エネルギーのように「ー」を使って表記する決まりです。
英語には長音がありません。
- 促音を使う場合
促音とは「っ」「ッ」のような1音節分音を止めて発する音の事です。
マッチ・リュック・カップ等です。
英語に促音はありませんので、正確に表記するならばマチ・リュク・カプとされます。
カタカナ表記されると分かりにくいですが「マチ」ではなく「マ チ」と一瞬だけ間がありますよね。
- 撥音を使う場合
撥音とははねる音の事で「ン」で表記されます。
例えばハンバーガーという言葉を発音する時にカタカナで読むようにはっきりと「ン」を発音しませんよね。
英語表記だと「hamburger」でmやnに該当する部分を「ン」と表記します。
他にもロンドンという言葉を実際に発音する際にははっきりと「ン」と発音しません。
実際の英語には撥音はないので撥音に近い発音を撥音とし「ン」を使用しています。
このように本来存在しない音を日本の発音文化を組み入れる事で私たち日本人でも分かりやすいように表記されています。
他にも元素記号で使われているalminium(アルミニウム)のiumの部分を「ィウム」と表記するのもルールだったりします。
他にも色々な表記についてまとめてあるのでこちらから読んでみるのも面白いと思います。