【野菜や果物の皮の栄養の量は?】皮ごと食べるのは意味はあるのか

よく料理をする時に皮まで使わないと勿体ないという話を聞きます。

確かに野菜の皮には栄養素がありますがどれくらいの量なのでしょうか?

入れても入れなくても調理法によって変化も当然します。

なので今回は野菜の皮は本当に利用すべきなのかを。

 

 

野菜の皮の栄養素はどれくらい?

主に言われているのが以下の栄養素等。

  • 食物繊維
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ミネラル
  • 抗酸化物質

等の栄養が含まれていると言われています。

が、どの野菜にもこれが当てはまるというわけではありませんし、量も大して多いわけではありません。

大根の場合だと皮付と皮なしの場合の食物繊維量の差は0.1g。

10日皮付を食べた所で1gにしか差は生まれません。

これが多いか少ないかと捉えるかは個人次第ですが、強制するほどの量ではないのは確かです。

ただ、食物繊維以外でも栄養は熱によって失われたり、中心より皮に近い方が栄養が多くなる野菜もあるので皮ごと召し上がるのは推奨される場合もあります。

全ての野菜が当てはまる訳ではないので一概に皮は絶対に使うというのも正解ではありません。

葉っぱ系のキャベツや白菜やレタスなどは表面の方が栄養が多いです。

これは表面が一番光合成をするからです。

 

皮を剥かないといけない場合

例えばじゃがいもやきゅうりにの皮には苦み成分が多く含まれています。

苦味が好きという方は皮を剥かずに調理するのもいいかもしれません。

ただ、ジャガイモの場合は凹凸が激しいので洗っても土が微かに残っていたりもしますし、きゅうりの場合皮は消化がしにくいという面もありますので消化に良い食べ物が欲しい時は非推奨です。

また海外の野菜の場合は農薬が多いので皮は向くのが良いです。

食事の際にも皮が残っていると食感やのどごしも悪く、栄養を摂取するのが目的か味を重視するのかを定めてから調理するのがベストですよね。

 

 

果物の場合は栄養がほぼ倍

野菜と違って果物の場合は皮の栄養素が非常に多いです。

りんごであれば果実と比べて1.5倍も食物繊維やビタミンが多く含まれています。

なので皮ごと食べるのならば果物が一番栄養を摂取ができます。

ただりんごの場合はワックスが塗られている事が多いので皮ごと食べるであっても注意が必要です。

ただこのワックスですが、国内では使われることはありませんが海外の物だとワックスを使って光らせている場合があります。

なので国産の物ならばそのまま食べても問題はありません。

そもそもりんごには油上がりという自然現象でベタベタしてワックスが塗ってあるように見えるのです。

野菜は皮付で確かに栄養がありますが、微々たるものです。

栄養を重視するのならば果物の摂食を推奨します。