今現在鳥インフルエンザの影響で玉子の仕入れが悪くなっています。
そのおかげでよく行くお店も玉子料理の提供を一時的に止めていました。
回転寿司だと普通に注文できるのはなんででしょうかね。
きっと仕入れ先の違いだとは思っています。
テレビでは鳥インフルエンザの影響で殺処分なんてニュースを観ます。
しかし、鳥インフルエンザに感染した鳥の玉子って使ってはいけないの?
そもそも簡単に治療は出来ないのか?
知っておきましょう。
感染した鳥の玉子、肉は使えるの?
使えます。
鶏卵にウィルスが移る事はなく、普通に食べられます。
ちなみに感染した肉も食べる事ができます。
鳥インフルエンザが人へ感染するのは感染した鶏と直接接触した場合のみです。
もし仮に玉子にウィルスが入っていたとしても微量ですぐに死滅してしまいます。
なので人に感染することはありえないのです。
もちろん生玉子で食べても問題はありません。
もし心配ならば、加熱する事で感染は絶対にありません。
治療はできないのか?
治療はできません。
ワクチンはありますが、人と同じ感染を完全に防ぐものではなく発症を抑える物です。
鳥インフルエンザには低病原性と高病原性があります。
高病原性の場合は数時間だったり10日以内で死亡します。
感染した鶏の75%が死亡するほどの致死率なのです。
高病原性だけを殺処分すればいいのでは?という疑問ですが、低病原性から高病原性へ変異する事もあるので低病原性だからと言って放置すると大変な事になってしまいます。
加え、鳥インフルエンザは非常に広がりやすい為これ以上感染を増やさない為にも殺処分という選択にどうしてもなってしまうのです。
なぜ埋めるのか?
死体を埋めている映像をテレビでよく見ると思います。
実は死体処理方法は焼却か埋却のどちらかができていればいいのです。
死体から鳥インフルエンザウィルスが増殖する事はありませんし、埋めた死体が腐敗した際に発生する熱でも死滅させることができます。
なのでテレビでは言い方は悪くなってしまいますが、視聴者に分かりやすい埋却の映像を流す方が伝わりやすいのではないでしょうか?
鶏の焼却映像なんて流せませんからね。
いつ頃供給が回復するのか?
どうしても半年から1年はかかってしまいます。
日本は玉子の消費量が全世界2位なのでないと非常に困りますよね。
ひなから玉子を産める状態まで育てるのに半年近くはかかります。
加え、ロシアのウクライナ侵攻に伴う様々な飼料高騰もあります。
順調に育っても半年は絶対にかかるのですぐに解決しない問題でもあります。
かといって品薄なだけであり、絶対に売っていない訳でもなく、必需品でもないので慌てず待ちましょう。
ましてや買いだめをしたところで消費、賞味期限は決まっているので無駄な行為です。
買いだめはやめましょう。