【夏は自然に山火事が起こる事がある】夏の山火事の原因に迫る

夏は山火事が起こる事があります。

これは焚火や花火、落雷が原因という訳ではなく、火元がなくとも自然と発生する事があります。

海外ではよく山火事は起きていて、ニュースになっていたりしているので映像を見たことがある方も多いと思います。

乾燥している冬じゃなく、夏に起こるのです。

一体何故でしょうか?

 

 

夏に山火事が起こる原因

何故人為的ではないのに山火事になるのでしょうか?

その理由は色々あります。

まず夏は非常に高温の為に、植物の水分が失われます。

そうなると植物がカラッカラの状態になり火が付きやすいのは理解できると思います。

そこに強い風が吹くと葉っぱや枝が擦れ合って摩擦熱が生じ、火元となる場合もあります。

嘘かと思うかもしれませんが、カリフォルニア州等の山火事は枯れ葉の擦れ合いが原因で火災が起きています。

また、オーストラリアではユーカリが原因になる事が多く、ユーカリは油分を含んでいるので非常に火が付きやすい植物でもあります。

更に更に、オーストラリアは日本や他の国と比べオゾン層が薄いのです。

オゾン層が薄いという事は太陽の光がかなり強力で、日本の5倍以上強く非常に熱波が強い国です。

熱波が強いという事は熱せられる温度も日本の比ではなく燃えやすいユーカリもあるので山火事の原因になっています。

旅行でオーストラリアへ行く際には必ずサングラスと日焼け止めを持って行ってください。

私もオーストラリアへ行ったことがありますが本当に強いですよ!

今は分かりませんがあまり人は外に出ていませんでした。

 

日本で山火事が起こる事はあるの?

海外の話を挙げましたが日本では起こるのでしょうか?

先ほどの条件を満たしていればあり得ます。

乾燥地帯でかつ高温、強い風が吹けばあり得ると思いますが条件は整わないでしょう。

カリフォルニアでの夏場の気温は49℃ですし、だったりオーストラリアはオゾン層が薄いが薄いので熱波が非常に強いからです。

日本では非常に高い湿度もあるので植物が乾燥する事はあまりありません。

熱で枯れる事はありますが、水分を含む枯れ葉になるので火災は起きにくいと考えられます。

ただ、人為的であったり落雷で火災が生じた際には燃えるので湿度があるから大丈夫という訳ではありません。

夏は高い湿度で嫌になりますが湿度に感謝でもありますね。

しかし自然に発火する可能性は0ではありません。

日本では何か対策をしているのでしょうか?

 

 

日本で行っている対策

はっきりいって自然な山火事を予防する事はできません。

が、山火事の被害を抑える対策は行っています。

それが防火帯です。

防火帯は森林の所々にあり、帯状に伐採された道のようなものです。

帯状に伐採されているので道のような形状をしていますが山火事の被害を抑える為の防火帯です。

道じゃないのに伐採されてる!環境破壊だ!ではなく防火帯です。

防火帯がないと森林が全焼してしまいますが、燃え移る場所がないので全焼を防止する事ができます。

また、伐採だけでなくとも草を切って燃え広がらないようにする事もあります。

森林の全焼を防ぐだけでなく、防火帯を作る事により山火事の範囲を限定する事ができるのもメリットです。

範囲を指定する事ができれば消化の際の配置もしやすく、延焼する事もないので素早く消化することができます。

高速道路を走行中や飛行中に防火帯を見かける事があれば思い出してみてください。