今回はAndroidユーザー向けのお話。
スマホを使っていて動作がもっさりする、処理速度が遅いって時ありませんか?
時代が経つにつれアプリケーションの必要容量は増えていくばかりです。
そうなっていくとメモリが足りなくてアプリの処理速度に時間が掛かってしまう。
なら新しいスマホを買わなきゃいけないなんて考える前に一度試して欲しいのが仮想メモリを作るという事。
AndroidならではのPCのように使える機能です。
仮想メモリとは?
まず簡単に仮想メモリとはどういう物なのかを。
通常スマホにはRAM(メモリ)がありRAMの容量によって複数のアプリを開いたり、重たいアプリを処理する速度が変わります。
使用するアプリが多ければ多いほどRAMを使いますし、重いゲームをしている時なんかはRAMをかなり使うので後ろで他のアプリを使っていたりすると処理が重たくなったり強制的に終了したりします。
Androidの場合はOSでかなりのメモリを消費してしまうので複数のアプリを開いたり重いゲームをする際にはカタログに書いてあるメモリ以上に必要になってきます。
そういった時に仮想メモリを作っておくとメモリが足りなくなった時に一時的な作業スペースとして機能します。
※これによってメモリが増えるという意味ではありません。
メモリ6GBなら仮想メモリを3GB作っても9GBになるという訳ではありません。
なので1つのアプリにメモリを集中させたい時に仮想メモリがあれば集中させたいアプリ以外のアプリを仮想メモリに退避させメインのアプリにメモリを集中させるといった事です。
実際に増やしてみよう
まずこちらのサイトからAPKファイルをダウンロード。
下にダウンロードのボタンがあるのでタップします。
いわゆる野良アプリなので不明なアプリのインストールの許可をしてください。
野良アプリとはGoogle公式ストアから出ていないアプリケーションの事です。
この項目の場所が何処にあるか分からない方は使用しているブラウザアプリを長押し、又は設定→アプリからアプリ詳細を開いてください。
一番下の方に不明なソースからアプリをインストールという項目があるので許可します。
許可すると機種によってはこのように警告が出ますが、野良アプリをよく使う方には見慣れた光景なのでそのままOKを押します。
そうするとインストールができるようになるのでインストールします。
インストールしたらまた不明なソースからのインストールを許可しないに戻してください。
アプリを開くと最初にこの画面が出るのでそのまま次へをタップします。
そうするとこのような設定画面に入るのでここから設定していきます。
まず一番上のActive Swap on Bootの項目にチェックを入れます。
次にCHOOSE SWAP DIRECTORYをタップします。
これはメモリを作成する場所を選択する項目です。
/storage/emulated/0の0の部分が1の場合はSDになるので必ず0で作るようにしてください。
内部ストレージでフォルダを作らないと処理速度が遅くなります。
そしてそのまま+を押してフォルダを作ります。
今回は分かりやすくramと作ります。
名前はなんでもいいです。
それができたらSELECTを押して完了してください。
次にSwap File Sizeの項目を触ります。
これは作成する仮想メモリの大きさです。
メモリの大きさはなんでもいい、とりあえず大きくすればいいという訳ではなく使用しているスマホのメモリ(RAM)の半分です。
私のスマホのメモリは6GBなので半分の3GB分を作ります。
1GBは1000MBではなく、1024MBなのでお間違えの無いように。
自分の使っているスマホのRAMの確認は設定→デバイス情報→詳細情報から見れます。
もしも項目が見つからない場合は検索にRAMと入力してください。
何度も言いますが必ずメインメモリの半分で設定してください。
容量の設定ができたらSAVEをタップして終了になります。
これで仮想メモリの作成は終わりです。
お使いのスマートフォンによっては早さに実感を感じないかもしれません。
メモリが少ないスマホほど実感は感じると思います。
スマホの買い替え前に是非お試しあれ!