【チョコ・ショコラ・ココアの違い】どれも同じカカオから出来ているけど一緒じゃないの?

皆さんが食べているチョコレートやショコラケーキやフォンダンショコラ。

ココア味の洋菓子や飲み物のココア。

これらは同じカカオで作られているのにどうして色々な名前で商品が売られているのか?

味も確かに違いますが、どう違うか?と聞かれれば答えにくいですよね。

今回はそんなあまり為にならないちょっとしたお話。

 

 

チョコレートとショコラの違い

チョコレートケーキとショコラケーキがあれば貴方はどちらが美味しそうと思いますか?

どちらがお洒落?と聞かれればショコラケーキのほうがお洒落な感じがするという方も少なくはないと思います。

そんなチョコレートとショコラなんですが、実はどちらも同じなんです。

チョコレートは英語でchocolate、フランス語ではchocolat。

なのでチョコレートケーキとショコラケーキは同じものになります。

でもガトーショコラとは言いますけどガトーチョコレートとは言いませんよね?

これはガトー(gateu)がフランス語なのでショコラというフランス語を使っているだけな単純な話だったのです。

ただお洒落に聞こえるからチョコレートケーキをショコラケーキと言う名前で販売するお店が多いですが、中身はただのチョコレートケーキです。

 

チョコレートとココアの違い

どちらも同じカカオで作られていてショコラケーキと同じように呼び方が違う?

実はチョコレートとココアの違いにはある物が含まれていないかどうかの差です。

両者共まずカカオを使うのは皆さんご存じだと思います。

まずカカオを炒ってすりつぶし固形状にしたものをカカオマスという物になります。

ここまではどちらもまだ同じ状態なのですが、この時にココアバター(カカオの豆の油脂)や牛乳などを加えた物がチョコレートになります。

ココアの場合はカカオマスからココアバターを抽出した状態、つまりココアと呼ばれているのにココアバターを一定量取り出した残りがココアなのです。

ココアバターが少ない方がココアという変わった方法なんですね。

 

 

ココアとチョコの他の違い

ココアとチョコの違いは分かりましたが、他にも違いはあるのでしょうか?

チョコレートにカフェインが入っているのはご存じでしょうか?

チョコレートに入っているカフェイン量とココアに入っているカフェインは大きく違います。

市販されているチョコの量約50gあたり

  • ココア    100mg/50g
  • ミルクチョコ  14mg/50g
  • ハイカカオ   42mg/50g

ココアが非常に多く見えますが、ココアの粉は一杯あたり5g程度なので実際にはカフェイン量は10mgくらいです。

ハイカカオというのは甘くないチョコレートで苦みが非常に強いチョコレートですね。

カフェインに敏感な方はココアでもチョコでも飲まない方がいいかもしれませんね。