日本国の象徴とは天皇ですよね。
具体的には理解していませんが兎に角すごい方だと教えられてきたと思います。
多くの方が天皇について詳しく知っているわけではありません。
そんな天皇ですが実はアレがありません。
私たち国民には当たり前の物なのですがないのです。
天皇には苗字がない
そうです、実は苗字がありません。
え?と思った方、苗字を言えますか?
そういえば天皇の苗字って知らないなと思いませんでしたか?
今上天皇であられる徳仁様に苗字はありませんし、雅子様にもありません。
雅子様は皇室に入られる前には苗字がありました。
旧名は小和田雅子。
しかし、苗字がない天皇ですが称号と宮号という物があります。
称号は天皇や皇太子の子供に与えられる物です。
宮号は皇族の男子が独立すると送られる称号です。
なぜ苗字がないのか?
そもそも何故私たちには苗字というものがあるのか?
平安時代前には苗字というものはありませんでした。
しかしこの苗字というものがなかったせいで個々を区別をする事が非常に困難でした。
平安時代には苗字が生まれ私たちは苗字があることで区別化が可能になりました。
つまり苗字は区別する為の物であり、天皇は唯一無二の存在の為に苗字が必要ないのです。
天皇一族はひとつの家系が代々受け継がれているので他の世帯と区別する必要がないんですね。
ちなみに苗字と名字の違いは、名字は平安時代に地域や区間など所有地に由来する言葉で、苗字は江戸時代から生まれた言葉で血族や血統を指します。
今の時代ではどちらを使っても同じ意味です。
国歌の君が代の意味
天皇関連でもう一つ。
日本の国歌君が代は文字数が世界最短です。
たったの32文字しかありませんし、演奏時間は1分程。
文字数は最短ですが、曲の長さは最短ではありません。
実は君が代が正式に国歌として認められたのはなんと1999年です。
それまでは定着しただけで正式ではなかったんです。
君とはキとミと分けられます。
これは古事記に登場する神様で、この世の初めての性別の神様。
キはイザナキノミコト
ミはイザナミノミコト
二つを合わせて君=男女と言う意味になります。
代=時代を超える
千代に八千代に=愛し結ばれ永久に続くように
さざれ石の巌となりて=小さな石が巌となって、団結の意
苔のむすまで=苔は子孫繁栄を表す
まとめると
男女は時代を超え、愛し結ばれ団結し、子孫を繁栄し育成するという意味になります。
何も考えず歌っていましたが理解すると中々しっかりとした歌なのがわかりますね。