皆さんが体調不良の時には薬を服用すると思います。
粉薬や錠剤等ありますが基本的に錠剤を服用する事が多いと思います。
そんな錠剤ですが、割って飲んでも問題ない種類があるのはご存じですか?
錠剤を飲むのが苦手な方は参考にしてみてください。
今回は錠剤の飲み方についてのお話。
知っておきたい錠剤の種類
実は錠剤には砕いたり半分に割って飲んでも問題ない種類があります。
全ての種類が問題ないという訳ではありません。
まず錠剤にはどんな種類があるのかを確認してみましょう。
- 素錠
- 徐放錠
- 口腔内崩壊錠
- フィルムコーティング錠
- 腸溶錠
- 糖衣錠
- チュアブル錠
とこのように種類があるんです。
- 徐放錠とは外側はすぐに溶け、内側はゆっくり溶ける性質で効果が長く続くようにできている錠剤。
- 口腔内崩壊錠は噛んだり舐めたりして溶かす事ができて水なしで服用できるのが特徴です。
- フィルムコーティング錠は名前の通り錠剤をコーティングする事で異臭や強い苦みをコーティングしたりした錠剤。
- 腸溶錠は胃では溶けずに腸で溶けるようにした錠剤。
- 糖衣錠とは素錠に糖衣でコーティングしたもので苦みや臭みを包み込んだ錠剤です。素錠と違い見た目がテカテカしていますので分かりやすいです。
- チュアブル錠はchewable(噛み砕ける)から来ており噛み砕いて飲むもので、噛み砕かないと効果に遅延が起こる事があります。
このように錠剤は全て同じようにできているわけではなく目的によって違ったり、到達目標地点によって特徴が違っているのです。
皆さんがよく飲まれるであろうロキソニンは素錠です。
割っていい種類と割ってはいけない種類
割って飲んでも問題のない錠剤
- 素錠
- 口腔内崩壊錠
- チュアブル錠
この3つです。
錠剤の中には真ん中に切れ込みが入っているので分かりやすいと思います。
錠剤を飲み込むのが苦手な方は確認してみてください。
割ってはいけない錠剤
- 徐放錠
- 腸溶錠
- 糖衣錠
- フィルムコーティング錠
糖衣錠とフィルムコーティング錠を割ってしまうと強烈な苦みや臭いが発生します。
強い苦みと臭いで飲めなくなったり、物によっては湿気から守るものや腸で溶けるようにコーティング目的がされているので基本的には割らない方が良いでしょう。
一般的に飲まれるロキソニンやバファリン等は素錠なので割って飲んでも問題はありません。
処方された錠剤は自己判断せずに医師や薬剤師の方に確認を必ずとりましょう。
自己判断で割ってしまうと効果が薄れたり、予期せぬ副作用が発生する場合があります。
錠剤は割って飲んではいけないイメージがありますが、割って飲んでもよい物もあります。
錠剤が苦手な方は確認してみてくださいね。