【エジソンは電球を発明していないって本当?】電球と今の電気は誰のおかげ?

たまたまテレビを観ていたらちびまる子ちゃんを何年かぶりに観ました。

OPもかなり変わっていましたが昔と同じ歌。

昔も今も変わらないOPなのって中々面白いですよね。

でも誰もが知っている歌詞の中に「エジソンは偉い人」という歌詞がありました。

あれ?そういえばエジソンって電球を発明していなかったなと思い今回は書きました。

時代と共に明かされる歴史の真実。

今回はトーマス・エジソンの電球の発明について。

 

 

エジソンは電球を発明していないのは本当?

本当です。

最初に作ったのはイギリスのジョセフ・スワン

当時フィラメントは短時間で燃え尽きてしまうという欠点がありましたが、エジソンは日本の竹を使い実用化に成功しました。

フィラメントとは電球の光っている部分の事です。

しかしスワンが電球の特許を持っていた為、勝手に販売ができませんでした。

一応実用化には成功しましたが特許をもう既にスワンが持っていたんですね。

なので彼はスワンと共同で電灯会社を設立しました。

 

発明家ニコラ・テスラ

幼いころからの発明家で、5歳の頃には小型水車を発明。

当時使われていた発電機をもっと改善できないかと試行錯誤。

数年後発電方法の改善を実現しました。

これを元に電流の新しい技術、交流電流を生み出します。

そしてこの技術を世界に広める為、当時色々な発明品を世に送り出していたエジソンの元で働き始めました。

ちなみにイーロンマスクでお馴染みのテスラ社はニコラ・テスラが由来です。

ニコラ・テスラが好きなわけではなくニコラ・テスラ発明の交流誘導電気機を使っているから。

 

エジソンはテスラを認めない

当時アメリカでの電力供給の仕組みはエジソンが開発した直流電流を使用していました。

しかし直流電流はデメリットも多く、テスラは直流電流よりメリットが非常に高い交流電流の案を提出します。

しかしエジソンは否定的で認めようとしない。

それから二人の確執は深まり、テスラは会社を去りました。

 

 

エジソンの悪質なネガティブキャンペーン

テスラはその後交流電流の特許を得る事に成功。

交流電流による電力供給の仕組みも更に改良しました。

これをアメリカの電気工学者協会で発表すると世界的な注目を集めました。

世論はエジソンの直流電流はなくテスラの交流電流を支持するようになりました。

しかし、それが気に食わないエジソン。

彼は直流電流での電力供給を行っていましたからね。

そこでエジソンは自分の優位を立たせる為に自社で処刑用の電気椅子を発明。

しかもその電気椅子にはテスラの使用する交流電流を使用し、交流電流は危ない物というイメージを植え付けました。

そこでテスラは自身の体に電気を流し安全性をアピールしました。

それ以外にもエジソンは自分の優位性を保つために様々な事をしました。

 

結果どうなったのか

結果テスラの交流電流は今でも使われています。

蛍光灯や無線機もテスラのおかげです。

シカゴ万博やナイアガラの滝での発電事業に採用されたり等テスラはエジソンに負けることなく世界的に実績を残します。

残念ながらエジソンはテスラに負けてしまったというのが事実です。

 

確かにエジソンは電球を発明していませんが電気の実用化はしました。

しかし現在の電力システムはテスラの偉業。

間接的とは言えエジソンは大きく電力に貢献しました。

彼の行ったことは世間的に良くみられませんが、ビジネスとしてみたら偉人です。

 

発明をしようが商品化、大量販売等の力はエジソンのような人間にしかできなかったわけです。

エジソンはどちらかというとこういった力が強かっただけで、ビル・ゲイツもスティーブ・ジョブズもエジソンのような事はしています。

いくら発明しようが結局、世間に知らしめる力がなければ表向きには語られないわけですね。

この事はもっと大勢の人間に知ってもらってもいいと思います。