【血液型にはC型があったって知ってました?】血液型が何故ABOなのか?他

血液型占いって昔流行りましたよね。

今でも血液型で性格を判断したりしますがあんなものは正しくありません。

昔、心理学の授業で血液型診断の本をカバーだけをそれぞれすり替え、A、B、O、AB型にそれぞれ読ませるという授業をした所半数以上が本来当てはまるはずではないのに当てはまったという意見でした。

このように思いこませることで性格や考えが固定されてしまうんですね。

さて、そんな血液型ですがA、Bときて何故Oなのでしょうか?

今回は血液型のお話を。

 

 

そもそも血液型とは?

当たり前のように血液型の話をしますが、そもそも血液型というのは何を示しているのか皆さんはご存じでしょうか?

皆さんがご存じのABO式血液型は病理学者カール・ラントシュタイナーという人物が発見しました。

血液の中には赤血球がありますよね。

その赤血球が持つ抗原の有無によって4つに分類する方式が今のABO方式と呼ばれています。

  • A型はA型抗原を持つ
  • B型はB型抗原を持つ
  • AB型はAとB両方の抗原持つ
  • O型はどちらも持っていない

というように分類されています。

抗原とは細菌やウィルスなどに免疫反応を引き起こす物です。

ABO式とは別にRh式という物があります。

 

実はC型が存在した

何故A型B型の順に来て急にO型なのでしょうか?

元々血液型が発見された時にはO型ではなくC型でした。

ではなぜC型からO形になったのでしょうか?

答えは単純で、先ほど説明した通りO型は抗原を持っていません。

なので0(ゼロ)とも言えるわけです。

元々C型でしたが、Oと0が似ているために現代ではO型と呼ばれるようになりました。

知ってみるとたいした理由もない雑学ですね。

 

 

血液型で病気になりやすさはあるの?

A型はA型の抗原O型はどちらもない、AB型は両方の抗原がある。

じゃあO型は病気になりやすい?AB型は病気になりやすい?そんな疑問が出ませんか?

実は・・・あります。

例えばA型は胃がん、B型は膵臓がん、AB型は脳卒中、O型は皮膚がんになりやすいという結果がアメリカの研究で出ています。

ただどの血液型も他の血液型より最大でも1.7倍程のなりやすさという事なのでそこまで気にする必要はないかもしれません。

その他にも特徴があります。

 

  • A型

抵抗力が低く、風邪などの感染症に弱い。

がんや心筋梗塞になりやすいので注意。

  • B型

免疫力が高め。

サルモネラ菌や肺炎球菌には弱いので注意。

  • AB型

一番免疫力が低い。

しかし、細菌からくる感染症に対する抗体を作る免疫を持つ。

アレルギーにもかかりにくいです。

  • O型

一番免疫力が高い。

ただノロウイルスには一番かかりやすいので食べ物には注意。

 

というように血液型毎でなりやすさはあるので当てはまる血液型毎に日々の生活を気を付ける事が大事です。

 

輸血時に別の血液型を入れてしまうと?

医療ドラマや現実でも見たことはあると思う輸血する場面です。

この際に別の血液型の血液を輸血するとどうなってしまうのか?

実は同じ血液型でなくても輸血ができる場合があります。

A型とB型はO型の血液を輸血する事ができます。

AB型は全ての血液型を輸血する事ができます。

しかし、O型はO型のみです。

 

それを無視して血液を輸血すると、赤血球が壊れ貧血状態を引き起こしたり、赤血球が減る事で脳に酸素を送る事ができなくなります。

よっぽどそういった医療ミスはありませんが、最悪の場合は死に至る場合もあります。

 

性格に血液型は関係ありませんが、医療においては非常に重要です。

是非覚えておきましょう!