さて今回はコーヒーを自宅で焙煎してみようというお話。
コーヒーを普段飲まれる方。
自分で焙煎してみませんか?
確かに手間ですが自分好みのコーヒーを作る事ができますし、何より普通に購入するより安いのがポイント。
やり方もそんなに難しくはなく、思っているより簡単に焙煎ができます。
それではやっていきましょう!
今回使用する生豆と焙煎に使用する器具
まずご用意するのは生豆。
つまり焙煎されていない状態の豆です。
今回はこちらの豆を使用します。
エチオピア産のゲイシャ豆です。
G-3なので粒の大きさがまばらだったりしますが問題ありません。
個人的には購入するのはG-3で充分だと思っています。
今回は無洗で行いますので洗いません。
(正直面倒だったので・・・)
それではまず大きめの容器に移して豆の選定を軽く行います。
選定をするのは小さい豆だったり、形の悪い豆等です。
これがあると焙煎にムラができてしまうからです。
焙煎後にも選定をします。
そして今回使うのはなんとフライパン!
フライパンで焙煎ができてしまいます!
しかもIHです。
ですが、火力の微調整ができるガスコンロを使うのが当然いいです。
焙煎開始
まずフライパンに油も何も敷かずに弱めの中火で温めます。
温まってきたらフライパンに生豆を投入します。
生豆を投入したらやる事は1つ。
とにかく混ぜる!
とにかく混ぜる混ぜる。
ムラにならないように延々と混ぜていきます。
焙煎に慣れてきたらフライパンに蓋をして豆を直接触らずに混ぜてもOKです。
今回は初めての方向け。
ついでに豆を入れる容器を煮沸消毒しておくよ。
ちゃんと容器は消毒するようにしましょう。
だいたい5分くらいで少しずつ色が付き始めてきました。
ちょっと量を入れすぎたのでムラができてしまいました。
大量に入れすぎないようにしましょうね。
どんどん焙煎しているとこのようにコーヒーの皮、通称チャフと呼ばれるものが剥がれていきます。
これが剥がれてきたら火力を少し上げます。
大量に剥がれてフライパンの動かし方によっては辺りに散らばるので注意。
このチャフが出て暫く焙煎すると1ハゼ目に突入します。
焙煎過程には1ハゼ2ハゼとあります。
これはコーヒー内の水分が抜けきって爆ぜるという意味からそう呼ばれており、パチパチという音が鳴り始めると1ハゼです。
今回は中煎り手前の浅煎りが目標なので1ハゼが終わって2ハゼ目に入る寸前くらいまでやります。
1ハゼが終わりパチパチという音が消え、再び音が鳴り始める2ハゼ直前辺りで焙煎を辞めます。
- 浅煎り 1ハゼの途中で焙煎終了
- 中煎り 1~2ハゼで焙煎終了
- 深煎り 2ハゼ以降で焙煎終了
これを目安に焙煎しましょう。
焙煎終了
1ハゼが終わり2ハゼが始まる前に焙煎を終了しました。
すぐにザルなどに移し冷まします。
やはり量が多かったせいで結構ムラは出てしまいました。
選定はしますがまずはチャフを取り除きます。
上から息を吹きかけるとチャフが舞って簡単に取れますが、思い切り息を吹きかけると大変な事になりますので注意!
優しく息を吹きかけてください。
散らばっても問題ないという方はヘアドライヤーを使ってチャフを取り除きましょう!
粗めのザルならば左右に揺らし続ければチャフがいずれ落ちます。
チャフを取り除いたら極端にムラがある豆等を排除します。
焙煎できていなさすぎる物を今回は除外とします。
こだわりがなければある程度で大丈夫だと思います。
熱も取れたら先ほど煮沸消毒した容器に入れて保存します。
2,3日は寝かしておきましょう。
ここまで合計で30分かかりました。
IHだとどうしても火力が低く、かといって1メモリ上げるとかなり上がってしまうので調整が難しいので気持ち弱めの火力です。
なので30分近くかかってしまいました。
お使いのIH次第なので中火といっても5段階ならば3ですが、どっちかというと火力的には3寄りの2ですし、6段階あるのならば3くらいだったりで調整が難しいです。
弱火と強火にさえしなければ大丈夫です。
焙煎前と焙煎後の比較です。
しっかり変化がわかりますね。
最初は中々色が変わらないなぁと不安になるかもしれませんがしっかり変わりますのでご安心を。
普通に豆を買う事もいいですが、自分で焙煎してコーヒーを楽しむという選択肢もいいかもしれませんね。
興味の沸いた方は是非やってみてください。