今やネットショッピングを利用される方はいないと思いますが、毎度満足のいく購入には至らない場合もあります。
商品自体に不満があった訳ではなく、騙されて購入してしまったケースは未だに途絶えません。
企業や販売会社のせいではなく、狡猾な手口で法律の合間を縫って販売するショップもあります。
今回はそんなショップに騙されないように気を付けるべきことをいくつか。
セールが始まる季節前に備えておきましょう。
大手以外はまず疑う
長年運営しているメーカーや長年運営しているショップ等で購入することがほとんどだと思います。
しかし、大手メーカーやショップ以外のショップで購入される場合にはまず疑う事からスタート。
ネットショップには特定商取引法に関する以下の表記が義務付けられています。
- 事業者の指名
- 住所
- 電話番号
- 送料等の他料金の明記
- 支払い方法と支払いの時期
- 商品の引き渡し時期
- 返品や交換についての規定
- 商品に応じた情報
このショップ大丈夫かな?と思ったら確認してみましょう。
日本語がおかしくないか
日本語がおかしい文をよく見ますよね。
このようなおかしな日本語があります。
商品説明の画像によく使われています。
このように日本語がおかしい商品安いからといって触らない方がいいです。
こういった商品に多い高評価の90%近くがサクラなので、Amazonの場合は以前紹介したサクラチェッカーを使ってください。
Amazonはもう無法地帯ですのでYahoo!ショッピングなら大丈夫じゃない?と思われる方もいらっしゃいますがYahoo!ショッピングも普通にサクラや怪しい業者がいます。
並行輸入では買わない
並行輸入という表記の物があります。
これは海外で製造・販売されているものを正規代理店以外の業者が輸入し販売しているものの事です。
並行輸入のルートは正規代理店から直接国内の販売店へ向かうルートとは違い、間に別の業者が入る事になります。
この別の業者が入ることが問題になる場合があります。
別の業者が入ることで粗悪品を混ぜて販売する可能性があります。
それに輸入者が知ってか知らぬかそのまま販売してしまうという事です。
100%粗悪品が届くというわけではないのですが、確率が非常に高いので並行輸入品には手を出さないようにしてください。
他よりも安い物が多いのが特徴です。
また返品や交換、修理などのメーカーのアフターサービスは受けられないので覚えておいてください。
いい評価だけを見ない
悪い評価を見る事をオススメします。
一部のインフルエンサーやサクラはお金の為にいい評価しかしません。
また、レビューで〇〇をプレゼント!という企画をしている販売業者もありますよね。
とりあえずいい評価が沢山あるから。という考えは騙しやすい方の特徴です。
悪い評価といっても商品について具体的に指しているものです。
基本的に☆1~3あたりからの評価を見るのがいいです。
☆5を見たところで意味はありません。
それと数々のインフルエンサーに紹介されました!やインスタで人気沸騰!という文章も要注意です。
購入前に製品の詳細を調べる
例えば充電器なんですけど充電コードに磁石を使って充電するものや、コード事態に磁石がついててまとまりやすい!とか謳っている物があります。
しかし、そういったものは充電速度が通常の物より低いんです。
便利なメリットの反面性能が大幅に低下しています。
性能を捨ててもいいという方は購入してもいいと思います。
便利そうと思ってもすぐ買わずに一度商品の性能を確認するといいです。
PSEマークを確認する
PSEマークという物があります。
この電気用品は安全だよと審査基準をクリアしたものにつけられるマークです。
スマートフォンの充電器やモバイルバッテリーをお持ちの方は確認して欲しいのですが、まる形とひし形の物があります。
- ひし形は国に登録した検査機関で厳しい審査項目をクリアしたもの。
- まる形は自主検査、または第三者検査機関で検査したもの
まる形だからといって悪いわけではなく特定電気用品に定められたものはひし形で、それ以外はまる型です。
特定電気用品(116品目)一覧 - 電気用品安全法(METI/経済産業省)
しかし、特定電気用品の物なのにPSEマークがまる型のものは要注意。
まる型は自主検査や第三者検査機関が審査したもの。
自主検査ならばその会社の検査項目が緩かったらそりゃ合格しますよね。
特定電気用品の購入の際には必ずひし形のPSEマークがついているものを買うように。
PCの充電アダプタやモバイルバッテリー、スマートフォンの充電器等はこれに該当し、ひし形のPSEマークのはずです。
まる型なら使わないでください。
ネットショッピングをする際には変な物を買わないように自衛するための知識が必要なのでしっかりと対策をしておきましょう!
少しでも違和感を感じたらすぐに製品やショップを調べる。
面倒かもしれませんが粗悪品だったり返品ができないものを購入しない為にも習慣付ける事をお勧めします。