【知っているだけで作業効率アップ】意外と知られていない電卓の使い方

皆さんの中に電卓を使って仕事をされている方はいらっしゃいますか?

お金を扱う仕事をされている方は電卓を使う事が多いかと思います。

今回の話を知っているか知らないかで作業スピードが大幅に変わります。

私は電卓部門での珠算検定を保持しています。

ちなみに電卓の入力速度(伝票計算等)と電卓を使った様々な計算の知識の資格2つを持ってから名乗ることができます。

特にそういった専門の学校を出ているわけではなくて資格を取るのが趣味なだけです。

今現在でも電卓の機能もフルで使っているので普通の方より早く計算をすることができます。

その中でも簡単だけど作業効率アップ間違いなしな機能があるので皆さんにも是非使って欲しいです。

 

 

今回使う電卓のボタン

こちらは私のマイ電卓なのですが使い古しているので少し汚いですがすいません。

皆さんが普通に計算するときには数字と+や-等基本的なボタンしか使わないと思います。

しかし他のボタンに着目しましょう。

今回は検算、GT、CUT、ADD2は使いません。

おそらく普通の業種では使わないので。

どのボタンを見て欲しいかというとM+M-のボタンです。

どの電卓にもついているので皆さん見たことはあると思います。

MRMCボタンも今回使います。

このボタンを使って普段計算される方はいますでしょうか?

おそらくいませんよね。

色々なところで仕事をしましたが知っている人は一人もいませんでした。

今回使うボタンの名前

  • M+はメモリープラス
  • M-はメモリーマイナス
  • MRはメモリーリコール
  • MCはメモリークリア

名前を聞くともしかして?と勘のいい方は何に使うのかわかるかもしれません。

そうなんです、電卓に記憶機能がついているんです。

しかもかなーり昔からついている機能です。

 

 

Mボタンを使った計算方法

例えば1円玉から1万円札まで全てを数えて今現在いくらあるかを計算します。

普通の人ならば100円玉が30枚で3000円だから3000円と記入。

5円玉が50枚だから250円と順に計算して記入しき、最後にまとめて計算というやり方をするかと思います。

しかしMボタンを使うとそんな手間はいりません。

計算した数値を記憶してくれるからです。

使い方の説明です。

※50円玉が43枚、500円玉が27枚、1000円札が11枚あるとします。

まず、50×43を入力し=は押さずにM+を押す

そのまま触らずに500×27を入力し=は押さずにM+を押す

そのまま触らずに1000×11を入力し=は押さずにM+を押す

最後にMRボタンを押すと3通り計算した答えの全てを足した結果が表示される。

たったこれだけで毎回どこか別の場所に書かなくても電卓だけで総合計を出すことができます。

電卓の中で記憶してくれるからです。

たまーに押し間違えて電卓の画面にMの表示が出てきて消し方が分からないって時ありませんか?

Mマークはこの機能が作動している証拠なんです。

逆に引き算をしたい場合はM-ボタンを使います。

足し算から引き算に途中で変える事ももちろんできますよ。

ちなみにACとはオールクリアの機能なのですがACかMRさえ押さなければこのメモリーが消える事はありません。

基本的に電卓操作はC(クリア)を使います。

このボタンならば現在の計算だけが消え、メモリーは消えないからです。

ちなみに、1つ打ち間違えた場合はこの電卓だと三角のボタンですが、矢印(←ボタン)があるのでそれを押せば一個前に戻せますよ。

 

今回説明しませんでしたがGTボタンも同様の機能が付いています。

GTとはグランドトータルの略です。

GTボタンはM+を押さなくとも今まで計算した分を自動で合算してくれる機能なのですが、Mボタンと違い途中で-を加える事ができません。

訂正しようならば-1以上の計算結果を作らないといけないのです。

なので-が使えるMボタンの方が便利です。

 

これを知っているか知らないかで本当に作業スピードは変わります。

今回は電卓での話なのでExcelを常時使っている方ならばSUM計算でいいかもしれません。

しかし、電卓はどの会社でも使う物ですし覚えておいて損はないかと思われます。

使い方に慣れると本当に早いです。

非常に便利な知識なので覚えておきましょう。