最近気温が一気に下がりましたね。
急激な環境の変化は身体の調子を悪くしてしまいます。
風邪もひくこともあります。
そんな時には温かい飲み物、特にお茶を飲む機会が増えますよね。
暑ければ冷たい飲み物を、寒ければ温かいのを。
今回は暑がりな方や、冷え性の方に是非読んでいただきたいお茶の解毒作用の話です。
今回話す毒とは皆さんのイメージされる毒ではなく、暑さ、寒さ、体に変化をもたらす熱を毒と称えます。
中国では古くから、何十回毒に遭おうとも茶により解毒されると言われるほどお茶には解毒の力があるとされていました。
今回は暑さ、寒さに対応するときに飲むべきお茶の効果を少し紹介します。
皆さんが普段飲まれているお茶。
2,3種類くらいなら思い受かべると思いますが、実はそれ以上に種類があるのはご存じでしたか?
緑茶や紅茶等を色分けすると6種類もあるんです。
- 緑茶
- 紅茶
- 青茶
- 白茶
- 黒茶
- 黄茶
中国ではこのように分類し、お茶によって様々な解毒作用があると知られています。
緑茶
熱が酷い風邪だったり、のどが痛い時に飲むと効果的です。
夏場は体を涼しくするために飲むといいです。
夏は麦茶のイメージが強いと思いますが、涼しくしたいのなら緑茶です。
熱中症予防にはミネラル入りの麦茶をお勧めします。
ミネラルは体内で生成ができませんので。
ちなみに熱中症は普段のミネラル不足からなるので当日ではなく普段からミネラルを接種するように心がけるといいかもしれません。
紅茶
体が冷えていたり内臓が冷えている時に飲むと効果的です。
体の芯から温まりたい時は紅茶を飲むといいです。
紅茶は発酵された茶葉である為、血液をさらさらにする効果があるんです。
血液がさらさらにということは血流がよくなり温まるという事なんですね。
紅茶に含まれるテアフラビンの効果でもあります。
温かい紅茶を飲んだ時、気にしていないと思いますが体の芯から温まっています。
青茶
聞き慣れないお茶だと思いますが烏龍茶が青茶に値します。
リラックス効果もありストレス軽減に役立ちます。
烏龍茶がない場合、ほうじ茶でも似たような効果を得る事ができます。
ほうじ茶を飲むとほっと一息つくイメージがありますよね。
その通りなんです。
実は緑茶、紅茶、青茶の原料は同じ茶葉なんです。
発酵度合いによってお茶の種類が決まります。
緑茶は発酵なし、青茶は半発酵、紅茶は完全に発酵させたものです。
発酵度合いで味も香りも変わるのはすごいですよね。
白茶
白茶は知っている人はお茶好きか漢方の知識がある方のみだと思います。
白毫銀針茶(はくごうぎんしん)白牡丹(はくぼたん)、寿眉(じゅび)の3種。
熱を取り除き夏の暑さから守ってくれるお茶です。
市販では売っていないので気軽に買えるお茶ではないです。
緑茶と似ていますが、こちらは体内の温度を下げてくれます。
黒茶
代表的なお茶だとプーアル茶ですね。
こちらは紅茶と同じ効果があります。
なかなかプーアル茶を飲んでみようとはならないかもしれないので紅茶で代用するのがいいかなと思います。
黄茶
代表的なものが君山銀針(くんざんぎんしん)
恐らく飲む機会はありません。
非常に希少であり、あまり流通もしていないからです。
20gで¥1600円くらいです。
こちらは体の内部温度を下げる効果があります。
一度は飲んでみたいですね。
このように暑い時や寒い時、熱のある時はお茶を飲むことで解消することができます。
緑、紅、青、黒は比較的手に入りやすいので季節の変わり目、暑さ、寒さをなんとかしたい時に意識してお茶を飲んでみるといいかもしれません。
普段気にせず飲んでいるものですがこのような効果があります。
逆に寒い時に飲んでしまったりすれば体温を下げてしまう可能性もあります。
年中使える知識なので覚えておくといいかもしれません。